朝倉亨さんを支援する会

呼びかけ人(五十音順):
石塚健司(産経新聞社)、亀井静香(衆議院議員)、唐沢暁久(講談社)、佐高信(評論家)、
高杉良(作家)、八木啓代(音楽家・作家)

平成23年9月、衣料品製造販売会社社長の朝倉亨氏ら3人が逮捕された融資金詐欺事件。それは、東京地検特捜部が、権力者ではなく、まさに「普通の市民」に刃を向け、従業員、取引先もろとも中小企業を踏み潰した許しがたい捜査でした。

当会は、この事件の捜査と刑事処分がいかに不当なものかを広く皆様にお伝えするとともに、現在、一審で実刑判決を受け東京高裁での控訴審に臨んでいる朝倉亨氏に皆様の支援の手を差し延べていただくため、立ち上げたものです。

今回の事件の捜査は、全国の中小企業経営者や中小企業金融に関わる方々にとっても他人事ではない問題であることを多くの人に知って頂き、皆様の声なき声を力に変えることによって、検察に踏み潰された一人の犠牲者を救うことができるのではないか、それが、この事件の捜査の不当さを広く世間に知ってもらうことにもなるのではないか、と私たちは考えております。

■朝倉亨氏の受刑にあたって■

このたび、朝倉亨氏の裁判で最高裁判所は弁護側の上告を棄却し、懲役2年の実刑判決が確定しました。朝倉氏は4月下旬、収監され、刑の執行が開始される運びとなりました。

半年前の平成二十四年十月、全国の皆様のお力を得て発足した当会は、朝倉氏の実刑回避を最大の目標として活動してまいりましたが、その目標はついに果たせず、受刑の場へと赴く朝倉氏を見送らねばならなくなったことは、呼びかけ人代表として、誠に慙愧に耐えないものです。

何より、会の立ち上げとご支援の呼びかけをもう数ヶ月早く始めていたらどうなったかと、その点を悔やまずにはおれません。多くの皆様が支援の手を差し伸べてくださった段階で、裁判はすでに二審の結審に至っており、私どもの活動は裁判の進展に対し、常に後手に回ってしまった感は否めないからです。にもかかわらず、総額四百万円を越す支援金と五百通を越す嘆願書をお寄せくださった全国の皆様には、改めて心よりお礼を申し上げますとともに、ご期待に十分に応えられなかった私どもの力不足を深くお詫びいたします。

強者が理屈を押し通す。この事件の捜査と裁きは一言で、これに尽きるものでした。結局のところ、当会の活動によって得られた成果は、すでに閉ざされていた東京高等裁判所の審理を再開させ、一審より四ヵ月短い二審判決を勝ち取ったこと、その一点のみでした。しかしながら、朝倉氏と同じ中小企業経営者の皆様から寄せられた切実な嘆願の声を司法の場にお伝えできたことは、今後の同種の問題に対する司法当局の見る目に多少なりとも影響を与えるのではないかと、そう期待しております。

半年前には厭世のどん底にあった朝倉氏は今、皆様から頂戴したご理解とご支援を最大の糧として立ち上がり、今後の人生を見つめながら刑に服する所存と話しておられます。朝倉氏の旅立ちにエールを贈るとともに、改めて皆様の温かいお心遣いに感謝申し上げます。

また、朝倉氏とともに逮捕、起訴された佐藤真言氏に対しても、皆様のご理解とご厚情を賜れますよう、この場を借りてお願い申し上げます。

平成二十五年四月

「朝倉亨さんを支援する会」呼びかけ人代表 石塚健司

★朝倉亨さんからの手紙★

朝倉亨さんから、現在の気持ちと皆様へのメッセージを記した直筆の手紙が届きましたので、是非ご覧ください。

「支援の会」を通じて応援下さいました皆様方へ


【高裁判決】皆様の力で原判決破棄、懲役2年の実刑判決となりました

平成24年11月30日、東京高等裁判所で朝倉亨氏の控訴審判決公判が開かれましたので、結果をご報告します。裁判長は1審・東京地裁が言い渡した原判決(懲役2年4月の実刑)を破棄した上で、懲役2年の実刑を言い渡しました。朝倉側はこれを不服とし、ただちに上告の手続きをとりました。

判決理由で裁判長は、弁護側が主張してきた量刑不当の理由のほとんどを「刑の執行を猶予する理由には当たらない」と退けた上で、1審判決後に朝倉側が犯行被害金額のうち500万円余りを弁済(一部供託)したことを挙げ、「反省しており弁済の努力をしている」と評価し、量刑の見直しをする理由としました。

私共「支援する会」としましては、あくまで執行猶予判決を勝ち取ることを目標に活動してまいりましたので、検察側の論理に引きずられた今回の判決を遺憾と受け止めておりますが、全国の皆様からお寄せいただいた支援金の力によって原判決破棄と減刑を勝ち取ることができたことは一定の成果として評価すべきと考えております。

当会では今後も朝倉氏を応援していく方針で、具体的には今後どのような活動ができるのか考えてまいります。皆様の多大なご支援、励ましのお言葉に改めて心より感謝申し上げます。

ぜひ、こちらの「支援のお礼」もお読み下さい。

■これまでの経緯■

【緊急告知】 支援金・嘆願書の募集を終了しました

支援金、嘆願書の受付は平成24年11月16日をもって終了させていただきました。当会と朝倉弁護団との連絡ミスがあったため、事前に受付終了日をお知らせしないまま突然の打ち切りとなってしまったことを、深くお詫び申し上げます。多大なご支援を頂戴した皆様に、心より感謝申し上げます。

尚、11月8日の活動再開後にお寄せいただきました支援金は、10月に集まった支援金と同様、朝倉弁護団に全額委ね、朝倉氏の被害金弁済に充てられております。銀行側が弁済金を受け取らないため、弁護団は11月19日に全額を供託し、朝倉氏の情状証拠として、供託書と嘆願書を東京高裁に提出します。

当サイトでは今後も朝倉裁判の経過を皆様にご報告してまいります。

【活動経過報告】 皆様の力で判決延期となりました

2012年10月17日にスタートした当会の支援金・嘆願書集めの活動は11月5日をもって受付をいったん終了。この約20日間に寄せられた支援金は延べ187人(法人・団体を含む)から合計361万2013円(銀行利息含む)、また、嘆願書は計436通にのぼりました。

朝倉亨弁護団は、この支援金全額に朝倉さんの親族が工面された100万円を加えた計約461万円を詐欺事件の被害弁済に充てるため、被害者とされる銀行2行に弁済を申し出ましたが、銀行側は弁済金の受け取りについて態度を示さず、回答を先延ばししております。このため弁護団は全額を東京法務局にて供託する手続きをとりました。

そして、判決言い渡しが予定されていた11月7日の公判に先立ち、弁護団は東京高裁に対し、供託を証明する書面(供託書)、支援金受け入れ口座の通帳、嘆願書、当会の設立趣意書などの資料を新たな証拠として申請。これを受けて高裁は7日の公判で、弁論の再開を決定し、判決の言い渡しは延期されました。

この公判で裁判長が検察側に対し、弁護側の新証拠の採否について意見を求めたところ、検察官は「すべて本件と関連性がないので同意できない」と発言。これに対し、裁判長が「供託書まで関連性がないと言うのですか?」と当惑した様子で重ねて質問したところ、検察官は不同意の意見を撤回し、態度を留保する形となりました。

次回公判は11月21日午後4時からと決定。この公判で弁護側の証拠の扱いが決まり、判決期日が指定される見通しとなっています。

当会では、新たな控訴審判決の期日をタイムリミットとして、引き続き支援金と嘆願書を広く多くの方々に募り、集めたお金を追加で被害弁済(供託)に充てるとともに、寄せられた嘆願を裁判所に伝え、朝倉さんへの寛大な裁きをお願いしてまいります。